http://shikakenin.blog.shinobi.jp/%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%89-%E5%BC%95%E9%80%80-/%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%89%E3%80%81%E5%BC%95%E9%80%80ウインブラッド、引退
ウインブラッド【牡5・500万】
6月7日に茨城県・潮来にあるミッドウェイファームから美浦トレセンに帰厩、レース復帰に向けて調教を進めていたウインブラッドでしたが、22日に左前脚の違和感から歩様を悪くしてしまったのに続き、先週土曜の28日にも左前脚の出、右トモの送りにも違和感が生じてしまいました。
大型馬ということから、これまでも突然歩様を乱すようなところがあったブラッド。それを受けて、この中間は調教方法をずいぶんと見直し、細心の注意を払った上で調整が進められてきました。体も540キロほどまでに絞り込み、出走も間近となったところで、再びの歩様悪化となってしまった次第です。
「調教を進めていくと、どうしても歩様が悪くなってしまいます。熟考を重ねて調教を進めてきましたが、獣医師の診断を受けても悪いところが見受けられない状態にも関わらず、歩様に大きな乱れが出てしまうのです。もう一度、回復を待って進めるということも考えたのですが、また同じ繰り返しになってしまう公算が高いですし、調教よりさらに過酷なレースということになると、耐え切れない可能性が高いと思うんです。今の状態なら乗馬などの第2の道を選択できますので、ここで現役を退くことがブラッドにとって最善ではないでしょうか」という国枝調教師からの申し出がありました。
その申し出を受け、当クラブで協議を行った結果、この1年間、夏バテ、剥離骨折、歩様の違和感などで何度となく入退厩を繰り返し、結局一度もレース出走まで至らなかったこと。今後もし現役を続行し、立て直しを図ったとしても、その不安は常に付きまとい、今までと同じ繰り返しになる可能性が高くなるであろうと判断し、現役を引退させるということで意見がまとまりました。そして、明日3日付で中央競馬の登録を抹消することが決定しています。また、ブラッドの今後についてですが、乗馬としての受け入れ先を現在検討している段階にありますので、受け入れ先につきましては、後日郵送させていただく引退通知書にてご連絡させていただきます。
1年近い休養の間もブラッドの復帰を心待ちにされていた出資会員の皆様には、このような結果になってしまったことをお詫びするとともに、最後まで温かいご声援をいただきましたことを、心より感謝いたします。本当にありがとうございました。なお、引退通知書はJRAの見舞金が確定する約1ヵ月後にお送りさせていただきます。
情報提供:ウインレーシングクラブ
調教で歩様を乱すようではレースには出られません。ブラッドの引退は残念ですが、彼は私に馬選びの教訓を残してくれました。
彼に出資すると決めたのはカタログが届いた直後で、Web上では抽選になる見込みでしたので、すぐに出資を申し込みました。彼の写真を見ると、腹袋が大きく、トモも大きい。また、国枝厩舎に入る予定で、セレクトセールの落札価格が3000万円なので期待できそうに見えました。
この期待が不安に変わったのは12月の中京開催のレクチャーで彼のことを尋ねたときに、「(体が)大きすぎて、体を使えていない」と聞いたとき。その後、何とかなるだろうとは思ったのですが、未勝利を勝ってから以降も、彼は自分の体を持て余し気味でした。
教訓はカタログを見ただけで出資するのは、馬見が下手な私にとっては愚かなこと。「11万円」という出資額を支払うのであれば、それだけ自分は馬のことをわかっていなければならない。彼には乗馬として第2の馬生を送ってほしいものです。ブラッド、お疲れ様!
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