タイの国際空港が市民団体に占拠される

○タイの国際空港が市民団体に占拠される

タイの市民団体「民主主義市民連合（PAD）」が11月25日に現ソムチャイ政権への対人を求める抗議活動でタイの２つの国際空港を占拠した。11月29日現在、軍も警察も事態の収拾には動かず、２つの国際空港はPADが占拠している。国際空港機能は軍民共用のウタパオ国際空港が担っている。

【背景】
2006年までのタクシン政権が汚職とクーデターで退陣して、総選挙を実施するも野党はボイコットして、「タクシンの代理人」であるサマック前政権へ。この政権に不利な現憲法の改正を行おうとした。それに対して、「憲法改正は同党及びタクシン元首相の利益に資することを目指したものであるとの反発を招」いた。

〔参考記事〕
西日本新聞ワードボックス「タイの憲法改正」
All About focus on 「タイ・政治的混乱の背景」
（私の独り言）
タイは農産物の輸出国であり、多くの観光客が訪問する。

しかし、この事態で農産物を輸出ができなくなり、観光客も離れていくと一体何が残るのでしょうか。

このままではタイ経済はボロボロになる。

占拠している人たちは「政権の退陣と選挙」を求めているようだが、このままだと選挙することすらできなくなることに気づくべきだ。