http://shikakenin.blog.shinobi.jp/ideco/%E5%80%8B%E4%BA%BA%E5%9E%8B401k%E3%81%AE%E5%8A%A0%E5%85%A5%E8%80%85%E3%81%AF%E5%BE%90%E3%80%85%E3%81%AB%E5%A2%97%E3%81%88%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%EF%BC%88%EF%BC%95%EF%BC%89個人型401kの加入者は徐々に増えている(5)
確定拠出年金(個人型)の加入者は5月も増えていたが、4月と比べると、増加数は少なかった。
【確定拠出年金(個人型)の加入者数推移(平成28年2月以降)】
年月 | 第1号被保険者 (自営業者など) | 第2号被保険者 (サラリーマンなど) | 合計 |
平成28年2月 | 69,764 | 183,396 | 253,160 |
平成28年3月 | 70,373 | 187,206 | 257,579 |
平成28年4月 | 71,075 | 190,902 | 261,977 |
平成28年5月 | 71,480 | 193,503 | 264,983 |
対前月比 | +405 (+0.57%) | +2,601 (+1.36%) | +3,006 (+1.15%) |
(出所:
厚生労働省)
平成28年2月から4月は月4,000人以上加入者が増えたが、5月は3,000人の増加にとどまった。
最近、新聞記事の特集で確定拠出年金(個人型)が取り上げられている。
また、
金融広報中央委員会の「
金融リテラシー調査(2016年)」によると、
老後の備えはあまり認識できておらず、資金計画が立てられていないという調査結果(下表)であった。
老後の資金の確保に確定拠出年金は役に立つと思うのだが、なかなか普及しないのが現実のようだ。
◯定年退職後の生活費について、「
必要額を認識している」と回答した人の割合(年齢階層別)
| 全体 | 男 | 女 |
18-29歳 | 25.4% | 28.2% | 23.2% |
30歳代 | 33.4% | 36.7% | 30.6% |
40歳代 | 37.4% | 40.6% | 34.5% |
50歳代 | 54.4% | 55.4% | 53.4% |
◯定年退職後の生活費について、「
資金計画を立てている」と回答した人の割合(年齢階層別)
| 全体 | 男 | 女 |
18-29歳 | 16.6% | 19.9% | 14.0% |
30歳代 | 24.4% | 28.2% | 21.0% |
40歳代 | 25.2% | 27.2% | 23.4% |
50歳代 | 38.0% | 36.8% | 39.2% |
◯定年退職後の生活費について、「
資金を確保できている」と回答した人の割合(年齢階層別)
| 全体 | 男 | 女 |
18-29歳 | 6.5% | 8.3% | 5.0% |
30歳代 | 9.3% | 10.4% | 8.4% |
40歳代 | 13.7% | 14.6% | 12.9% |
50歳代 | 28.0% | 26.4% | 29.5% |
(出所:
金融広報中央委員会)
50歳代になっても、日本人の約半分が老後の生活費を意識していない。
また、日本人全体で49%が老後の生活費を意識しているが、アメリカ人(2012年)は37%で、アメリカ人と比べると日本人の方が老後の生活費への意識が高いかもしれない。
老後が間近にならないと生活費を意識しないのは日米共通のようで、ひょっとしたら万国共通かもしれない。
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