http://shikakenin.blog.shinobi.jp/aqush/aqush%E9%81%8B%E5%96%B6%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%AE%E6%B1%BA%E7%AE%97AQUSH運営会社の決算
AQUSHを運営している、
株式会社エクスチェンジコーポレーション(以下、「EXCO社」)の
決算公告を確認した。
EXCO社の決算公告は貸借対照表のみが閲覧できる。
損益計算書は確認できない。
平成25年7月31日時点と
平成26年7月31日時点の
匿名組合出資金、
長期貸付金及び
繰越利益剰余金を比較したのが下表。
【EXCO社の決算公告(単位:千円)】
項目 | H25.7.31時点 | H26.7.31時点 | 差額 |
匿名組合出資金 | 550,937 | 632,077 | 81,140 |
長期貸付金 | 384,400 | 521,908 | 137,508 |
繰越利益剰余金 | ▲35,240 | ▲68,085 | ▲32,845 |
匿名組合出資金(貸付に回っていない現金も含まれる)は前年比で約0.8億円(14.7%)増加し、約6.3億円となった。長期貸付金(
AQUSHマーケット、
保証ローンファンド、
グローバルファンド、
ecoエネルギーファンドの合計と思われる)は約1.4億円(35.8%)増加し、約5.2億円となった。
匿名組合出資金と長期貸付金の差額が貸付に回っていない出資金で約1.1億円(昨年7月末時点は約1.7億円)。
損益計算書は確認できないが、繰越利益剰余金の平成26年7月末時点から平成25年7月末時点を差し引いた、
EXCO社の純損益(=繰越利益剰余金の差額)は約3,300円の赤字だった。
EXCO社にはAQUSH事業の他にスマホ決済サービスの「
Paidy(ペイディー)」事業がある。
AQUSH事業の手数料収入(貸付残高の1.5%)のみで、赤字をゼロにするためには長期貸付金の残高が約2.2億円増えないといけない(3,300万円÷1.5%=2.2億円)。
出資金及び貸付金がこのまま増えれば、来期以降のどこかで黒字になるかもしれない。
それから、
2014年7月30日のドリームニュースによると、EXCO社は総額330万ドル(当時のレートで3.3億円)の資金調達を実施したとのこと。
【関連記事】
◯
AQUSH運営会社の決算(2015年7月末時点)
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