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ウインアトラス【牡5・500万】
「左前屈腱炎」の診断が下り、村上欽哉牧場で経過を観察していたウインアトラスですが、本日、エコー検査を行い、その写真を前回のトレセン在厩時に撮った写真と見比べました。
獣医師は
「損傷の範囲に変化はありませんが、悪化はしていませんし、見た目にこれだけ出ない馬も本当に珍しいです。普通、損傷部分の影響から周りの腱も炎症が起きて、見た目に腫れが出たり、熱感を持ったりということになるのですが、アトラスの場合それがまったくないんです。これは周りの腱が衝撃に非常に強い組織だということの表れです。周りの腱が強いということは、屈腱炎の馬が復活できるかどうかの非常に大きなポイントなんです。もちろん屈腱炎ですから、一気に良化するということはありえませんが、しっかりと休養期間を設ければ、競馬に復帰するのはもちろん、その後もレースを使っていける可能性は非常に高いと判断します」と、診断結果を伝えています。
その報告を受けた小島太調教師は
「トレセンでも『本当に屈腱炎?』というくらい、スッキリとした脚元をしていましたし、蹄鉄を外しても変化はなかったみたいですね。周りの腱の組織が強いというのは本当に心強いです。蹄鉄を外して、症状が悪化するようだったら現役を諦めなければいけないと覚悟していましたが、こういう状況であればぜひ現役を続けさせていただけませんか?」と、現役続行を懇願されていました。
そこで当クラブで協議の結果、アトラスの治癒能力を信じ、現役を続行させることで意見がまとまりました。出資会員の皆様には、アトラスの現役続行をご理解いただきますよう、お願いすると同時に、引き続きアトラスに応援のほど、よろしくお願い申し上げます。
情報提供:ウインレーシングクラブ
(写真は7月上旬に村上欽哉牧場で撮影されたもの)
写真を見ますと、ずいぶん筋肉が落ちてしまっていますね。現役続行のようですが、復帰は早くて今年の終わりころか、来年になりそうですね。
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