http://shikakenin.blog.shinobi.jp/%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%EF%BC%88%E5%BC%95%E9%80%80%EF%BC%89/%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%80%81%E5%BC%95%E9%80%80ウインボールド、引退
ウインボールド【牡5・500万】
9/9(水)
今朝の栗東TC馬場開場時間5時30分の気温21度、天候は曇り。今週から馬場開場時刻が午前5時30分に変更されています。北海道から小倉から、人馬が一斉に帰ってきて、夏場とはまったく違う風景になっていました。馬場状態は「良」です。
先週はバテず伸びずの8着で本来の力を発揮できなかったウインボールド。なんとなく煮え切らないレースだったなとは思っていましたが、帰厩後に右前脚が腫れぼったくなってしまいました。歩様にはまったく異常がないのですが、外見だけでもわかるぐらいに腫れていますから山内調教師の表情も曇ります。
「もう少し落ち着いてから精密検査をしてもらいます。大丈夫なのかもしれないけど、これだけ腫れているからハッキリした診断が出るまで無理はさせられない」と、心配そうです。
ただの疲れからくる一過性の腫れなのかどうか、明日か明後日に予定されている検査の結果が待たれます。
9/10(木)
レース後に右前脚の腫れが確認されたウインボールドですが、精密検査の結果、残念ですが故障が判明しました。診断は
『右前脚の副管骨骨折』。相変わらず歩様に乱れを見せないボールドなのですが、それを支える腱も見てもらったところ、
「かなり無理をしていたようで、広い範囲で傷んでいます。痛みを我慢してしまうタイプの馬なので、再度休ませれば復帰は可能でしょう。ただ、ここまでかなり腱や靭帯も酷使していますので、もう競馬はさせないほうがいいでしょう」というのが獣医師の判断でした。
これを受けて山内調教師は、
「今なら乗馬として大事に預かってもらえます。引退させてあげましょう」と、我慢強いボールドを労っていました。もちろん、当クラブも山内調教師の意見に賛同。ボールドを現役引退させる決断を下しました。
このあとは、来週ぐらいまで厩舎に置いて適切な治療を施しながら、乗馬としての引き取り先を探すことになりました。
なお、引退通知書はJRAの見舞金が確定する約1ヶ月後にお送りさせていただきます。なかなか思うような競走成績をおさめることができず、志半ばで現役引退となりましたことを深くお詫びいたしますと同時に、 ここまで長きに渡り、ボールドに温かいご声援を送っていただいた会員の皆様には、心より感謝いたします。本当にありがとうございました。
情報提供:ウインレーシングクラブ
ボールドはかなり痛みを我慢していたようですね。
この馬の一番の思い出はデビュー戦での新馬勝ち。現在はオープンで走っているマンハッタンスカイにも勝った時は正直、クラシックを夢見させてもらいました。
しまいに切れる脚がない馬ですが、洋芝の札幌・函館で好成績を収めました。また、あまり太らない体質でしたね。長い間、本当にお疲れ様でした。
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