http://shikakenin.blog.shinobi.jp/%E7%AB%B6%E9%A6%AC/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%A4%A7%E6%95%97ヴァーミリアンの大敗
日本競馬の期待を一身に背負った、
ヴァーミリアン。
ダート2000mの
ドバイワールドカップで、彼は最下位12着で、1着の
カーリン(Curlin)から約40馬身差の大敗を喫した。
この原因として考えられるのはドバイのダートは「砂」ではなく、「土」で時計が早いので、日本のダート馬はレースの流れについていけないということ。
日本のダート「砂」競馬のラップはレース前半は1ハロン平均で12秒以上かかることが多い。アメリカのダート「土」は前半のラップが早く、日本の「芝」のレースのラップが求められる。そのラップで追走しようとすれば、日本の馬はいつものリズムでは走ることはできない。早いラップに対応できるのは日本のダート馬より芝で活躍している馬。つまり、「芝」のチャンピオンが「土」の世界一決定戦に挑むことがベストということになる。「芝」で先行できるスピードのある馬ならばドバイの「土」でもいい勝負になるのではないか。たとえば
ダイワスカーレットがドバイワールドカップに出走した方がいいレースになったかもしれない。
歴代のワールドカップ勝ち馬で日本に来て種牡馬になっているのが
シルヴァーチャーム、
キャプテンスティーヴ、
ムーンバラッド、
ロージズインメイといるが彼らの産駒はまだ日本のG1を勝っていない。