http://shikakenin.blog.shinobi.jp/%E8%B3%87%E7%94%A3%E9%81%8B%E7%94%A8/%E8%B2%B8%E6%A0%AA%E3%81%A7%E5%88%A9%E6%81%AF%E3%82%92%E5%BE%97%E3%82%8B貸株で利息を得る
私は証券会社が行っている「
貸株サービス」を先日から利用している。
このサービスは自分の保有している株式を証券会社に貸して、証券会社から時価に対する金利(現在は0.5%)を受け取る(受取は毎月1日~月末までの分を翌月15日)。
このサービスでの留意点は
①配当金
②株主優待
③長期保有特典
④証券会社の倒産
⑤株主の権利行使
などが考えられる。
①配当金については、この会社の「貸株サービス」では源泉税徴収後の配当金相当額を証券会社が顧客に支払うことになっている。
その所得は「雑所得」となり、「配当収入」にはならない。よって、雑所得が20万円以上だと、確定申告のとき、配当収入の10%(国税7%、地方税3%)より高い、雑所得20%の税率が課せられる。
雑所得が20万円未満であれば、特に問題なし。雑所得が20万円以上で貸株の利息を得ながら、配当金を10%の税率で受け取るには配当の「権利付き最終売買日」(権利確定日の4営業日前)から「権利確定日」(決算日(決算日が土・日・祝日の場合はその前営業日)まで株式を貸し出さない状態にする必要がある。
②株主優待については、この証券会社の「
株主優待自動取得サービス」を設定すれば、問題なし。
但し、発行会社が新たに株主優待を始めたときなど優待が突然発生した場合は優待を受けられない可能性がある。
③長期保有特典も②株主優待と同じ。長期保有特典があるのは
DOWAホールディングスなど。
④証券会社の倒産は「貸株サービス」の最大のリスク。その会社の貸借対照表と損益計算書を見るくらいしかない。危ないと思ったら、このサービスは利用しないこと。
⑤株主総会に出席して物申すなど、
株主の権利行使をするときは当然「貸株サービス」を利用できない。
貸株サービスをうまく利用すれば、保有している株式の時価総額に利息がつき、収入も増える。
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