http://shikakenin.blog.shinobi.jp/%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%A2%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%B9%EF%BC%88%E5%BC%95%E9%80%80%EF%BC%89/%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%A2%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%80%81%E5%BC%95%E9%80%80ウインアトラス、引退
ウインアトラス【牡6・500万】
6/18(土)
美浦坂路稍 4F~69.6~51.3~計不~計不 (3) 楽走
6/19(日)
美浦坂路重 4F~計不~38.3~24.5~12.4 (8) 馬なり
単走。
6/21(火)
美浦坂路良 4F~60.3~45.3~30.6~15.5 (5) 楽走
6/22(水)
美浦坂路良 4F~50.6~36.7~24.0~12.2 (5) G前仕掛け
単走。
今朝の美浦TC馬場開場時間午前5時の気温20度、天候は晴れ。早朝は濃いモヤに覆われていましたが、調教開始から気温は20度超え。久しぶりの真っ青な空がいっそう暑さを誘います。馬場状態は、すべて「良」でした。
今朝のウインアトラスは、小島勝調教助手の騎乗で南馬場へ入場。角馬場でダクと軽めキャンターでウォーミングアップを済ませると、坂路では単走で1週前追い切りがかけられました。 相変わらず動きは軽快で、ラストで仕掛けられるとシッカリと反応。タイムは4F50秒6、ラスト1F12秒2で、時計が出やすい馬場状態だったとはいえ、相変わらず稽古では素晴らしい動きを披露していました。小島勝助手も
「時計に関しては追えば速い時計は出せるタイプですからね。でも、そうはいっても動きはシッカリしていましたよ」と、ニッコリでした。
順調に仕上がっていますから、来週の中山土曜12Rダート1200mへの出走も候補に挙がっています。
なお、JRAの規定では6歳以上の収得賞金200万円以下の馬は、本来であれば中山開催には出走できないのですが、今年は震災の影響で福島開催が3回中山開催に振替となっているため、これに該当するアトラスも出走が可能となります。
6/23(木)
復帰2戦目に向けて、順調にトレーニングを重ねていたウインアトラスでしたが、追い切り明けとなる今朝の馬体チェックの際に、左前脚屈腱部に僅かな腫れと熱感が確認されてしまいました。急遽、本日午後のエコー検査を申し込み、診断を受けたところ、大変残念ながら左前脚屈腱炎の再発という厳しい診断結果が言い渡されてしまいました。 この診断結果を受けて、小島太調教師と当クラブで協議を持ちましたが、屈腱炎の再発という経緯を踏まえると、これ以上の現役続行は厳しいということで話がまとまりました。
「前回の発症からの経過が本当に良好で、ここまで患部がモヤつくことすらなかったので、出走を積み重ねていけると思って、私たちとしましても慎重を期して調整を行ってきたつもりだったのですが、こういった結果になってしまい本当に申し訳ありませんでした」と、小島太調教師は深々と頭を下げていらっしゃいました。また主に稽古を付けてきてくれた小島勝調教助手もショックの色を隠しきれない面持ちで、
「本当に残念です。色々なモノを気にするという面がありましたが、走っている時の格好がすごくいい馬でしたし、いいモノを持っていることも感じていました。来週は距離を短くして、ブリンカーも着用してレースに臨むプランがあり、違った一面を見せられるのではないか、という期待を抱いていたんです。ところがその矢先の出来事で、本当に申し訳ありません。秘められた力を発揮させてあげることができず、会員の皆様ならびにアトラスにお詫びしたいと思っています」と語っていました。
なお、アトラスは25日(土)に中央競馬の抹消手続きを行うこととなりました。また、今後につきましては、現在乗馬での引き取り先を模索しておりますので、詳細につきましては、JRAの見舞金が確定する約1ヵ月後にお送りさせていただく、引退通知書にてお伝えいたしたいと思っております。
これまでアトラスを温かく見守ってくださった会員の皆様には、心より感謝を申し上げると共に、満足な競走成績を残すことができずに現役を退かねばならなくなってしまったことを心よりお詫び申し上げます。
情報提供:ウインレーシングクラブ
引退のことは
小島良太調教助手のブログにも記事が出ています。
どうやら田中勝春騎手が乗馬としてアトラスを引き取っていただけるとのことです。引退前に3回騎乗して、来週も田中勝騎手の騎乗を期待していたので本当に残念です。
アトラスは6歳ですが、16回しか競馬を走っていません。率直に言って、休養期間が長かった。最初は砂を被るのを嫌がるため、放牧先での特訓でしたが、成果はあまり出ませんでした。その後は屈腱炎による1年にわたる休養でした。
砂を被るのがいやなのであれば、アトラスに芝を走らせてあげたらいいのにと思いましたが、ダートの競馬に慣れてしまうと、芝のレースのスピードに対応するのは困難で、そこまでのスピードがないと藤原調教師に判断されたのかもしれません。
2歳の11月でデビューして、未勝利を勝ったときはソコソコ走ってくれそうだと思いましたが、気性と脚元の不安がいつもありました。
今振り返りますと、育成でも砂は嫌がっていましたね。自分の相馬眼はやっぱり足りませんね。
アトラス、長い間お疲れ様でした。田中勝春騎手のところで乗馬としてゆっくり余生を送ってください。
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