今年は値上げの秋？

日経ビジネスの記事に「消費を冷やす、値上げの秋」というのがあった。

「金融緩和→円安→原材料など輸入価格上昇→商品の値上げ」といういわゆる「悪性インフレ（コスト・プッシュ型）」とならないか少し不安だ。

国内企業のコスト削減を上回る円安・原材料費による輸入物価上昇のため、商品価格の値上げは避けられない模様。

値上げ方法は様々で、価格は据え置いて、量を減らす「実質値上げ」などが行われる見込みだ。

「金融緩和→円安→輸出企業の利益アップ→所得上昇＆株価上昇→消費増加→内需増加」という好循環も少しは起きているかもしれないが、実感がわかない人が多いと思われる。
記事に記載されていた、値上げは下記の通り（社名は日経ビジネス本文をご覧ください）。

ジャンル	企業名	概要
旅行	Ａ社	海外旅行の商品を平均５％値上げ
旅行	Ｂ社	海外の個人旅行商品を平均１０％程度値上げ
牛乳	Ｃ社／Ｄ社 ／Ｅ社	１０月から牛乳の出荷価格を１～４％程度引き上げ
調味料	Ｆ社	１０月から主力商品のマヨネーズの容量を１割減らす
調味料	Ｇ社	９月からマヨネーズタイプなどの調味料を５～７％値上げ
ハム	Ｈ社	９月からハム・ソーセージなどで価格を据え置いたまま内容量を減らす
冷凍食品	Ｉ社	９月以降に発売する商品でリニューアルに伴い、容量見直しも
冷凍食品	Ｊ社	９月から家庭用冷凍食品２６品目の出荷価格を７～１０％引き上げ
酒	Ｋ社／Ｌ社	清酒を１０月１日出荷分から２～７％値上げ
衣料	Ｍ社	一部ブランドの商品価格を１０％程度引き上げ