ウインアトラスの出走結果(9/28)

ウインアトラス【牡3･500万】

9/28（日） 札幌 8R 3歳以上500万下 ダ 1700 54.0 松田　大作 2/11着 松田騎手　この中間も乗らせてもらっていますが、砂が飛んでくることには本当に敏感な馬ですね。まともに砂をかぶるのはもちろん、顔に僅かな粒が触れただけで、過敏に反応して頭を上げてしまうんです。そういうタイプだから、競馬では絶対に砂をかぶせてはいけないと考えていました。ただ、難点がもうひとつ。練習の時からそうでしたが、ゲートの中で落ち着きがないんですよ。案の定、今日も中でガタガタしてしまって、出負けしてしまいました。砂をかぶせられないものですから、その後は押してでも前の位置取りを取ることにしました。結果、2番手の外という理想的な形で進めることができたのですが、最初に脚を使っている分、しまいは余力がなくなってしまいました。ただ、それでも最後まで踏ん張って2着を確保していますし、休み明け、初距離などを考えると内容は悪くなかったのではないでしょうか。1回使った次は最後の踏ん張りも変わってくるでしょうし、次走は楽しみですね。でも、ゲートは絶対に気をつけなければいけません。今日以上に出遅れることだってありえるかもしれませんからね。

田中調教助手　休み明けですが、キッチリ仕上げてレースに臨みました。マイナス体重ですが、決して細くはありませんし、現時点では馬体重はこれくらいでいいのでしょう。どうしても砂をかぶせられないから、無理してでもハナ、もしくは2番手の外という指示は出していました。スタートに少し難があるので、出負けしてしまうと、その位置取りを取るまでにはどうしても無理がたたってしまいます。最後はその分でしょうね。それと体はキッチリ仕上がっていても、息、中身は休み明けの分、もうひとつだったのかもしれません。ここを1回使って、次は息の入りも変わってくるでしょうし、次走はチャンスだと思います。テキ（藤原英調教師）からは「問題がなければ、連闘で使う」と聞いていますので、なんとか来週勝って栗東へ帰りたいですね。

押田の目　ミッドウェイFでもさんざん砂をかぶせ、修行をさせた結果、頭を上げることはなくなっていたのですが、牧場とレースでは本質的に違うもの。やはりその点は解消されていないようです。今後もダートのレースでは、ハナもしくは前の位置取りの外めという条件が付いて回ることになるでしょう。スタートがうまく出てくれれば、それも大きな問題ではないのですが、アトラスの場合はゲート内でガタガタしてしまうという点もありますから、出遅れると最初に余計な力を使ってしまうことになります。そしてそれは必ず最後に響いてきます。500万下では能力が上位なのは明らかですが、今後はもう少し精神面の成長が欲しいところです。

情報提供：ウインレーシングクラブ

　砂を被るのは絶対「イヤ！」というアトラスは2着に入りました。ゲートでゴチャついて出負けし、そこから無理矢理先頭に並んでこの結果ですから、500万クラスでは力上位ですね。
　でも、このままでは上のクラスに上がったときには通用しないのでは…。ダートで逃げ戦法に徹するのであれば、長距離戦で活路を求めるしかなさそうです。まだ使ったことがないので、適性があるのかわかりませんが、芝を使うことも選択肢になりそうです。
　ところで、疲れがなければ、アトラスは連闘の予定のようです。ダート1700なら特別を含めて4レースありますし、芝2600もあります。休み明けで体重はマイナス4キロでしたから、かなり仕上がっていたようですね。連闘して、アトラスが勝ち上がって休養になったらいいですね。