ひふみ社会科見学（第１１回・ティア）に参加（後編）

ひふみの社会科見学・第１１回ティア越谷の後編。

勉強会後の昼食とティア社（証券コード：2485）の説明と質疑応答。
昼食は精進料理のお弁当で、「３重」のお膳に①天ぷら②刺身③煮物④フルーツ⑤しぐれ煮などのおかずとご飯をいただきました。ごちそうさまでした。

ティア社の投資家説明会資料（2015年6月作成）に沿って、説明頂いた。

４０ページもある資料で、自社の戦略や葬儀業界の分析が記載されていて、読みごたえのある資料でした。

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質疑応答は以下の通り（メモが残っている範囲内ですが）。

Ｑ１．自分で葬儀を選ぶ人とそうでない人の割合は？

自分で選ぶ人が約１０％で、そうでない人が約９０％。

Ｑ２．どういうところに営業に行くのか？

会館が多い、愛知県では喫茶店（個人経営）を回る。
コーヒーチケットを購入して、マスターやママと話し、ティア社を売り込む。
関東ではカラオケ喫茶を回っている。

Ｑ３．会員は葬儀代が安いと説明頂いたが、会員でない人は葬儀を依頼しないのではないか。

会員が６７％、次に提携団体の会員（法人）が２２％で、会員でないフリーの方が約１０％となっている。

Ｑ４．関東で「越谷」「鳩ヶ谷」に支店があるのはなぜ？

当初は千葉に会館をオープンする予定だったが、東日本大震災の影響で取りやめになった。その後、越谷は市役所すぐ近くで、駅からも近く、好立地だった（市立病院・警察署も同じ通りにある）。

Ｑ５．同業他社との違いはどこにあるか？

他社と比べると、ＩＲ（投資家向け広報）が多い（質・量ともに）。
３か月で１０回投資家向け説明会を開催した。
（ティア常務取締役・辻氏（経営企画室））

ティア社は葬儀業界のスタンダードを提案する可能性がある。
他社の経営者はミーティングを予約してもなかなか会ってくれない。
成長について質問すると「はあ？（現状維持以上のことは考えていない）」という回答だ。
それに対し、冨安社長はすでに４回会っていただいた。
また、やりたいことを次々に話してくれる方だ。
（ひふみ投信・栗岡シニアアナリスト）

Ｑ６．公益社（燦ＨＤ、証券コード：9628）との違いは？

公益社は大阪に本社があり、大規模葬儀が強い印象。
ティアのように会員制度はない。
公益社の方が葬儀単価は高いと思う。

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（それ以外の情報）
・葬儀費用の全国平均は約１４０万円（ティア社は平均より安い）。

・業界はほとんどが個人経営の葬儀社。

・会館での葬儀が増えたのは①都市部への人口集中、②医療の高度化に伴う施主の高齢化＋少子化などが要因。

・遺骨を加工して、「ダイヤモンド」に加工する業者もいるとのこと（単価ＵＰを狙っている？）。

・東京では葬儀から火葬まで１～２週間ほど遺体を安置しないと火葬ができない状況。

・世界最大の葬儀会社はアメリカ・サービスコーポレーション社 (Service Corporation International, SCI)で、著名投資家のピーター・リンチが投資している。

・ひふみ投信は４年連続で「Ｒ＆Ｉ大賞」を獲得した。「５年連続」を目指す。

・愛知は冠婚葬祭が派手なことで有名だが、葬儀も派手な方。関東はシビアとのこと。

それから、ティア社・冨安社長の著書と入浴剤（３包入）を頂いた。

以上

ティアおよびティア越谷の皆様、当日はどうもありがとうございました。

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