http://shikakenin.blog.shinobi.jp/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%89%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%89%E8%A8%BC%E5%88%B8%E3%81%AE%E3%80%8C%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%89%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%80%8D日本クラウド証券の「クラウドバンク」
「
クラウドバンク」、
日本クラウド証券が
ソーシャルレンディングの募集を開始した。
こちらの会社の社長は
大前和典氏。
AQUSHで副社長をされていた方で、今年の2月に前職を退任された。
商品は下表のとおりで、現在開設されているのは「
新興国マイクロファイナンスファンド」のみ。
ファンド名 | 税引前 予想投資 利回り (変動) |
新興国マイクロファイナンスファンド | 5.0%/年 |
不動産担保型ローンファンド | 5.0%/年 |
中小企業支援型ローンファンド | 7.0%/年 |
代替エネルギー特化型ローンファンド | 5.0%/年 |
中小企業向け担保型ローンファンド | 6.0%/年 |
新興国不動産担保型ローンファンド | 6.0%/年 |
「営業者報酬」は「前月の最終貸付残高の0.125%」というのは「AQUSH」と同じ(
匿名組合出資持分契約締結前交付書面p.13)。
「新興国新興国マイクロファイナンスファンド」の
商品説明資料の17ページにある、「DWMアセット・マネジメント社」は「
大和マイクロファイナンス・ファンド」の実質的な運用会社。
「
マイクロファイナンス機関(MFI)向け債権」は
新興国通貨建てで利回りは「10.9%」(2013年3月末)、ドル建てでは4~5%(下記の参考資料を参照)と見込まれている。
よって、「新興国マイクロファイナンスファンド」の予想投資利回り(5.0%/年)はドル建てのMFI向け債権が根拠と見られる。
(参考)
大和証券>マイクロファイナンス特集TOP > 投資対象としてのマイクロファイナンス > 金融商品としての魅力LIP Report No.2 投資対象としてのマイクロファイナンス「新興国マイクロファイナンスファンド」では「カンボジア」「モンゴル」「ペルー」「インド」などの国のMFIに融資するとのこと。
ところで、「マイクロファイナンス」と言えば、「
ミュージックセキュリティーズ」には
償還済みのファンド(ともにカンボジア)がある。参考までに成績は下記の通り。
ファンド名 | 税引き前 利回り (為替 変換前) | 税引き前 利回り (為替 変換後) | 会計期間 |
カンボジアONE | 7.97% | 24.58% | 2010/1/1~ 2012/12/31 |
カンボジア2 | 7.62% | 17.20% | 2010/4/1~ 2012/12/31 |
他に、「ミュージックセキュリティーズ」では「ベトナム」のMFIに投資するファンドもある。
「ミュージックセキュリティーズ」のカンボジアの2ファンドについて、2年9カ月~3年で利回り(現地通貨)が7~8%、年利では3%未満(カンボジアONEが2.59%、カンボジア2が2.71%)。
ところで、「クラウドバンク」が今回融資するMFI、「TPC」はカンボジアONE、カンボジア2の「サミック」より規模は大きい。
リスクの目安となる、延滞率(PAR30)について、「TPC」は2010年時点では4.9%だった(
LIPレポート6)が、2011年は成績が良かった模様(
LIPレポート8)。
また、クラウドバンクでは「貸倒率」を「1.4%」と説明している。
それから、税金は他のソーシャルレンディングと同様に匿名投資組合の利益分配であるため、20.42%がかかる見込みだ。
今の段階ではクラウドバンクの「クラウドレンディング」に出資するかどうかは決めていないが、「
maneo」、「AQUSH」に次ぐ、有力な投資の選択肢となりそうだ。
会社名 | 予想利回り (税引前) | 投資先 | 期間 |
maneo | 5~10% | 企業 | 2~36月 |
AQUSH | 4~15% | 企業 個人 | 36月 |
クラウドバンク | 5~7% | 企業 MFI | 6~36月 |
※AQUSHは営業者報酬(年1.5%)控除前の利回り。
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